サメ

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「Kellervo」というサメとドラゴンのハーフ獣人(竜人)

サメ(鮫)とは、世界中の海に広く生息する軟骨魚類。
大半が他の魚や海洋哺乳類などを餌とする肉食魚であるが、プランクトンやエビなどの小動物を主食とする種も多い。
一般的には映画などによる先入観が原因で凶暴や恐ろしいといったイメージがあるが、キャラクターにおいては鋭い牙とシャープな造形から格好いいというイメージも強い。

外見の特徴[編集]

ホホジロザメやアオザメなどの多くの大型肉食のサメは全ての歯が三列並んでおり、一番前の歯が抜けると後ろの歯がベルトコンベアーのようにせりあがってきて抜け変わる。
この多重に並んだ歯はサメの恐ろしさや強さといった記号をよりよく強調するものであるが、キャラクターにおいてはこの歯の並びを全てを正確に再現することはやや困難であるため、完全に描写されることは少ない。

尾びれの上側の先端には尾鰭欠刻と呼ばれる三角の切れ込みまたはくびれ、あるいは三角のでっぱりがほぼどのサメにも存在する。
海外圏で見られるサメをモチーフとしたケモノ系イラストではこの尾鰭欠刻部分までを再現しているイラストは多いが、
日本においてはこの部位そのものがあまり知られていないためサメをモチーフとしたキャラクターであってもこの部分を再現しているものは少ない。

オスはクラスパーと呼ばれるヒレが変化して出来た二本の生殖器を持つ。

ケモノキャラにおいて[編集]

サーガル」というサメをモチーフとした獣人

その姿から魚類の中では最もケモノキャラクターのモチーフとして採用されることが多い種であると思われる。
しかし、「ケモノ=毛を持つ哺乳類のみを示す」という概念を持っている人からはドラゴン爬虫類と同様に「サメをモチーフとしたキャラクターをケモノ/獣人のカテゴリに含むかどうか」という議論を呼ぶことがしばしばある。
また、サメを人型に擬人化したキャラクターは正確には「魚人」と呼ぶべきものであると思われるが、
サメは他の魚類と違ってイルカシャチのような海洋哺乳類と似た外見をしているイメージがあるためか、便宜上「獣人」と称されることがある。
獣人として描かれるサメはその外見からドラゴン竜人に通じる造形になりやすいため、ドララーに好まれることが多い傾向にある。
サーガルなどのサメの外見的特徴を持ちながら、毛を持つ哺乳類に昇華させた架空の種族なども存在する。

キャラクターとしては、サメの中でも専らホホジロザメなどの一般的によく連想される肉食のサメがモチーフとなることが多く、
シュモクザメやラブカやジンベイザメなどといったやや変わり種の種がモチーフとなることは稀である。

着ぐるみにおいて[編集]

「Tombi」というサメの女の子の着ぐるみ

ドラゴンと同様に毛の生えたような素材で作られることもある。
本来はサメの表面は鮫肌と呼ばれるザラザラとしたヤスリのような鱗となっているが、それを再現・表現するのは非常に困難であり高技術を要すると思われる。