コンベンション

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コンベンション(Convention)、正しくはファーリーコンベンション(Furry Convention)あるいは単純にコン(Con)は、Furmeetの中でも特に規模の大きいもの、特に着ぐるみを中心としたイベントの総称である。

概要[編集]

コンベンションは主に人と人との交流に重みが置かれる事が多く、この点で同人誌の売買に重みが置かれる同人誌即売会と区別される。

コンベンションはその規模や参加人数により、一般的にホテルやそれに隣接したコンベンションセンターなど、連日開催を前提に行われる事が多い。またAnthroconのように規模が数千人を越えるコンベンションは行政機関と提携して行われることも少なくない。

形態[編集]

開催期間[編集]

コンベンションは連日開催である事が多い。単日開催はFurmeetに区分され、これは概念としては日本語で言う「オフ会」に近い。

基本的には週末を挟む2日ないしその前後の祝日や前夜祭を含め3-4日であることが多いが、それよりも早入りする参加者や後夜祭(デッドドッグパーティー)としてその後数日間居残る者もいる。

宿泊施設[編集]

その開催期間の長さから、コンベンションはホテルのような宿泊施設と隣接して(あるいはホテル内にて)開催されることが多い。またそれに伴い、夜遅くまで行われるイベントも少なくない。

費用[編集]

コンベンションへの参加費はイベントによりマチマチであるが、規模が大きいものほど、その費用は高くなる傾向にある。参加費用はアメリカ国内では$60前後の所が多い。また移動費、宿泊費、食費などもこれに加わるため、概算で数$100(数万円)が掛かり、そのためか、年齢層も社会人を主としてやや高くなる傾向にある。

スタッフ[編集]

コンベンションスタッフは主にコンスタッフと呼ばれ、名乗りをあげた有志やボランティアによって構成される事が多い。またコンベンションの警備や案内を行う者は特にコンオプス(Con-Ops)と呼ばれる。

ゲスト[編集]

多くの場合コンベンションにはゲスト(Guest of Honor; GoH)が招かれる。呼ばれるゲストは主にケモノ関連のアーティストであることが多い。チャリティ団体も形式上ゲストと呼ばれる事がある。

イベント[編集]

以下では比較的どのコンベンションでも行われているイベントについて述べる。なおこれらのイベントは欧米で行われる物が殆どであり、日本で開催されるコンベンションには含まれない事が多い。

ディーラーズ・デン[編集]

ディーラーズ・デン(Dealer's Den)とはいわゆる物販コーナーの事である。動物を主題に据えた商品を販売する小売店の他、着ぐるみに関連した商品や同人誌等、多岐に渡るケモノ関連商品を数多くのアーティストが販売する。また商品のみならず、バッジや着ぐるみの専属依頼(コミッション)のみを請け負うテーブルも存在する。チャリティブースなどもここに位置する事が多い。

アーティスト・アレイ[編集]

アーティスト・アレイ(またはアーティスト・アリー。Artist Alley)ではコミッションを請け負うアーティストが数多く参加する。参加者は興味のあるアーティストに対してコミッションの依頼を行うことが出来る。ディーラーズ・デンのコミッションと似ているが、ディーラーズ・デンではテーブルを予約するために事前から参加登録を行わなければいけないのに対し、こちらはその必要が無い、あるいは直前で行う点で異なる。

アート・ショウ[編集]

アート・ショウ(Art Show)では参加者やチャリティの作品を画廊の形で展示する。作品は入札可能なものとそうでないものが存在し、入札可能なものは参加者が(多くの場合匿名で)入札を行い、競り落とした勝者が作品を購入する権利を得る。入札数が一定数を超えた作品はボイスオークションへと運ばれ、オークションマスター(多くの場合イベントの主催者)や観客の前で競りを行う。

成人向けの作品が展示されることも多いが、普通は全年齢向けの作品と仕切りなどで区切り、未成年が誤ってR-18のコーナーに行ってしまわないように誘導する。

休憩スペース[編集]

休憩スペースでは特に何かが行われる訳ではないが、机と椅子と水が用意され、長いコンベンションで疲れた身体を休ませる憩いの場となっている。食料や飲料の他、コンピューターやゲーム、ラジコン等好きなモノを持ち込む参加者が多く、何でもありの交流スペースとなっている。

統一された名前は無いが、多くの場合Anthroconにて設けられている休憩スペースを模してザ・ズー(The Zoo)と呼ばれる事が多い。

ラッフル[編集]

ラッフル(Raffle)はいわゆるくじ引きである。チャリティの為に行われる事が多い。

形式としては有志が多種多様な商品を持ち寄り、参加者は参加チケットを購入しその半券を好きな商品に投票する。イベント終了間際にスタッフが投票されたチケットから一枚を抜き出し、その半券を有する参加者が商品を得るという形になる。自身の投票数が多いほど勝率は上がる。

チャリティ[編集]

チャリティ(Charity)はいわゆる慈善活動の事で、イベントの登録から閉会式までコンベンションを通して密接に関わりを持つ。多くのコンベンションは動物や擬人化文化に関連のある保護団体等にチャリティ枠を設け、イベントを通してこれらの団体をバックアップする。具体的には以下の様な形態で支持する事が多い:

  • 参加費の数%を支持団体へ寄金
  • コンベンション内のイベントの参加費・手数料を寄金
  • イベント中、募金箱を持った着ぐるみが募金を行う
  • ディーラーズ・デンへ関連ブースの出展
  • アート・ショウへ関連作品の出品・また出品作品の売上を寄金する

など

ライブパフォーマンス[編集]

コンベンションの特色が最も出るのがライブパフォーマンスである。各イベント主催者は参加者を楽しませる為エンターテイメントの趣向を凝らす。内容は数時間から6時間に及ぶものまで幅広い。

如何にパフォーマンスの例を挙げる:

  • コンサート - 着ぐるみでコンサートを行ったり、あるいは動物や擬人化が関わる曲が好んで歌われる。
  • アクロバット・パフォーマンス - ジャグリングやスキットをステージで行う。
  • トークショー - スタンドアップコメディーやコミカルな対談が行われる。
  • ビデオクリップ/バラエティショー - 技能を持った参加者がパフォーマンスを行う。後述のマスカレードに似ているが事前準備が練られている点が異なる。

マスカレード[編集]

マスカレード(Masquerade)は素人参加型のライブパフォーマンスにあたる。 コンベンション開催中にオーディションが行われ、審査員の目に適った参加者は改めてオーディエンスの前でパフォーマンスを行う。イベントによっては最優秀賞などが設けられる。

ダンスショー[編集]

ダンスショーは主にフロアで、対戦型、またはトーナメント型の形式で行われる。審査員がダンスの勝敗を決め、一人のチャンピオンを決める。

詳細はダンスコンペティションを参照。

その他[編集]

  • 一般的にコンベンションの直後は、現実に戻るというその反動から鬱に似た症状(PCD)になり易い。

脚注[編集]

参照[編集]

外部リンク[編集]