アンクル・カゲ

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アンクル・カゲ(Uncle Kage)またはカゲムシ・ゴロー(Kagemushi Goro)はアメリカの大型コンベンションAnthroconの代表である。本名はサミュエル・コンウェイ(Dr. Samuel Conway)。ニューハンプシャー州ダートマス大学で化学の博士号を得た科学者である。

人物[編集]

イベント中は常に白衣を身を包み、片手になみなみと満たされたワイングラス(白が多い)を持ち、会場を駆けずり回る。コミカルで毒のあるジョークと軽快な動きでAnthroconのみならず世界中のイベントでも人気を博す。

多くの大手イベントでゲストとして招聘され、各国の大手イベント主催との友好関係も多い。

Anthrocon代表として[編集]

アンクル・カゲは1998年にAnthroconのゲストとして招聘された後、1999年よりAnthroconの代表を努めている。イベントはその後ニューヨーク州オールバニーを離れピッツバーグへと本拠地を移している。イベント運営を可能にするため、市と連携するのみならず、ホテル、イベント会場、メディア・広報との提携など、表に裏に様々な活躍を行っている。

イベント当日は特注の白衣に身を包み、ワイングラスを片手に(飲み過ぎのため、取り上げられたりワインの代わりに水を注がれたりすることもある)飲んだくれ、イベントの顔、もしくはマスコットとしてイベントの成り行きを見守る。

ストーリーテラーとして[編集]

アンクル・カゲはストーリーテラーとしても人気である。イベント内のトークショーではシリアス、コミカルに関わらず、聴聞者でいっぱいになるのが常である。片手にはグラスのワインを持ち、立て板に水を流すように話す彼の姿はイベントの名物となっている。特にトークショー、「アンクル・カゲのストーリー・アワー」は大人気を博し、好評のあまり初回のステージネームである「アンクル・カゲ」が元のハンドルネームである「カゲムシ・ゴロー」を上書きするに至った。トークの内容はアネクドートに満ちた実体験が多く、多くの場合彼が巻き込まれたドタバタな災難に関するものが多い。

コメディ以外に「ファーリー界隈とメディア」といったシリアスな内容について語ることも多く、(話口は大抵コミカルであるが)ファーリー界隈の展望について憂慮していることが伺える。

競売人として[編集]

Anthroconでは、毎年チャリティオークションのオークショニアとして活躍している。これは、オークション全体をしきり最終的に落札価格を確定する仕事である。単純なやり取りではあるが、その間のやり取りや彼のパートナーである2:ランティング・グリフィンとのジョークの掛け合い、出品商品や入札の応酬への反応が好評を博し、商品ではなくこの競売のやりとりを目当てに参加する人も少なくない。

日本との繋がり[編集]

アンクル・カゲとサーデュオン

アンクル・カゲと日本国の繋がりは深く、大の日本びいきでもある。日本語にも精通し、カタコトで自己紹介も出来る。彼のハンドルネームであるカゲムシは日本語に由来しており、大ファンである黒澤明影武者と「影虫」(ゴキブリ)を掛けたダブルミーニングとなっている。このためアンクル・カゲのファーソナはゴキブリで描かれることが多い。

これ以外にも多くの日本に関連する逸話がある:

  • 大の酒好きで、日本酒は甘口が好みだが焼酎は苦手である。なお税関で安く買える月桂冠は忌避している。
  • 日本の着ぐるみ文化に興味を示し「日本のキグルミは理由は分からないがとても可愛い」と言わしめた。
  • 特に着ぐるみパフォーマーであるサーデュオンの大ファンであり、彼の鶴の一声でサーデュオンのゲスト招聘が決定。2012年にカゲのホームであるAnthrocon「彼に会う」という夢が実現した。サーデュオンはAnthroconで公演し、アンクル・カゲは目前でその演技を観ることとなった。後に「日本人は重力すらも逆らうことが出来る」と語った。

外部リンク[編集]